UNIQLO:シグナルを発しないファッション
学校名:大阪府立大学 経済学部 村澤ゼミ
公開時期:2005年
ページ数:24ページ
資料:http://www.eco.osakafu-u.ac.jp/~murasawa/wakano06.pdf [ PDF ]
>>目次
1.はじめに
2.ファッションの考え方
3.UNIQLOの歴史(FR:ファーストリテイリング)
4.UNIQLOの戦略
4.1.UNIQLOの戦略展開
4.1.1.一点集中戦術
4.1.2.在庫管理体制
4.1.3.収益力
4.1.4.ノーロゴ戦略
4.2.最近のUNIQLOの動向
4.3.他店との比較
5.消費者の心理
5.1.消費者から見たUNIQLO
5.2.消費者のニーズ
6.UNIQLOの今後
>>概要/本文の一部
そこで戦略転換としてタグを外し、自らをシグナルを発しないファッションとして位置づけた。そして業績もこのことを機に回復していった。
このように UNIQLO は消費者にシグナルを発しないファッションと認識されている為、UNIQLO+のような高級品志向で消費者にアピールするのではなく、インナーウェア(下着)のような身に付けても UNIQLO だと周りに気付かれない商品に力を注ぎ、シグナルを発しないファッションという戦略に徹底するべきである。
>>感想
ユニクロについての議論や、ファーストリテイリング の戦略についての論文は多いなぁ。
この論文で書かれているように、mixiとかの書き込み見てると「これならUNIQLOってバレないし」「ユニクロっぽくない」というような記述が多いことから、ユニクロと気づかれることが恥ずかしいと考える人は多いようだ。ユニクロと気づかせずに着こなし、「これユニクロだよ」とカミングアウトして「見えない!」と言わせることを楽しんでいる様子。
最近デザイナーズインビテーションプロジェクトを企画するなどブランドともコラボしている。Webデザインもおしゃれになった。けどあいかわらず「これユニクロだぜ!」と主張する人はおらず、ファッションのギアとして扱われているのはかわりないみたい。